「昔の人が寛容だった」から許されていたのではない…

「昔の人が寛容だった」から許されていたのではない…"ボール遊び禁止の公園"が増えてしまった本当の理由

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匿名さん



「昔の人が寛容だった」から許されていたのではない…"ボール遊び禁止の公園"が増えてしまった本当の理由 現代日本の政治システムにそっくりそのまま当てはまる

ボール遊びを禁止する公園はなぜ増えたのか。文筆家の御田寺圭さんは「背景には地域社会そのものの高齢化がある。おそらく昭和の昔も子どもたちの遊びや集まりをやかましいと感じる高齢者はいたが、子どもたちの数が多かったため、文句を言っても跳ね返されていたのだろう。現在では子どもが少ないため、高齢者優位のコミュニティ運営になっている」という――。
街で暮らしている人が全体的にお年寄りになっていくと、日中も仕事に出たり外出したりせず、家で過ごしている時間が長い住民が多くなる。そうなると、これまでは気にすることもなかった子どもたちの声がかれらの生活にも届くようになる。煩わしくなったかれらは学校や行政に対してクレームを入れるようになるのだ。

またお年寄りが暮らしている住宅はたいてい築年数が経過しており、最近の高性能な住宅とは比較にならないほど遮音性能や制震性能が乏しいものだ。ひと昔前の家や建物は、子どもたちの声やボールの当たる音がよく響いてきて、なおのこと苦痛になってしまうという側面もある。冒頭の画像がそうであるように、築年数が経過した建物が多い町にある公園やグラウンドでまっさきに「ボール遊び禁止」「子どもが集まって騒ぐの禁止」になったのも偶然ではない。

いずれにしても、その町で暮らす住民が高齢化して一日中在宅している傾向が高まっていること、もともと遮音性・防音性の低い住宅であること、そのダブルパンチによって「子どもに不寛容なお年寄り」が爆誕しているのだ。
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