匿名さん
「解雇の規制がかかっている今でさえ、守られていない。わずかばかりのお金を出すことで解雇が許されるようになれば、出産や子育てで首を切られる女性が増えるのではないか」という不安の声は大きい。「小泉進次郎総理」誕生で「クビ切り」が簡単に…平均年収でも「絶望的な生活」から抜け出せない悲惨な未来(小林 美希)
昼食は220円のサンドイッチで済ませ、スタバのフラペチーノは贅沢すぎて我慢。著書『年収443万円』で紹介したように、平均年収でも「ちょっとお茶をしよう、ランチしよう」という”普通の暮らし”ができない「安すぎる国の絶望的な生活」が、自民党総裁選の結果によっては、もっと悲惨になる可能性が出てきた。
ある20代の女性は「もしも何か失敗したり、上司に嫌われたったとたん収入がなくなる可能性があるってことですよね」と心配する。…
小泉氏と河野氏が総裁になれば、正社員であっても非正規雇用のようにアッサリとクビになる可能性がありそうだ。
■平均年収で生きていける候補は誰か
解雇の規制緩和について、高市早苗経済安保相は反対の立場をとった。「まだ早い」とするのが加藤勝信元官房長官。石破茂元幹事長も解雇の規制緩和には慎重で、非正規雇用の問題に言及している。林芳正官房長官も格差是正に前向きで、解雇規制の緩和には疑問を呈している。
<高市早苗経済安保相>
「日本の解雇規制がきつすぎるかというとそうではない。解雇規制緩和の必要はないと思っている」
<加藤勝信元官房長>
「労働移動の円滑化を進め、分厚い転職市場を作る。それなくして企業側から金銭を持って解決することができると認めることは、まだ早い」
<石破茂元幹事長>
「非正規雇用が全体の4割で、正社員の所得の6割しかない。これはよくない。いかに非正規を減らしていくか。男女の賃金格差が非常に大きく、解決していかなければならない」
<林芳正官房長官>
「最低賃金の引き上げなどで格差の是正を図り、日本の稼ぐ力を高める。不本意な解雇が自由にできるのは果たしてあっていいのか」