匿名さん
Dさんはテストが返されるたびに「ほんと、私ってばか!」と言うのが口癖の子でしたが、底抜けに明るい子でした。朝は、誰よりも気持ちの良い挨拶をしたり、運動会や修学旅行などの行事の時は、クラスの中心に立ってみんなをまとめる頼もしさがありました。何よりとても素直な子だったので、私が伝えることをどんどん吸収して成長する姿が印象的でした。「本当に賢い子」ってどんな子? 元教員が出会ってきた「賢い子」に共通する“ある特徴”とは(with online) - Yahoo!ニュース
まさに「心の賢さ」に秀でていて、卒業後も中学校の生徒会で活躍する様子を耳にしたほどです。
きっと彼女は、大人になっても逞しく生きていくのだろうなと思っています。
様々な研究で、頭の賢さと心の賢さには深い関係があると言われています。
私自身、どちらもバランスよく育てることが大切だと考えていますが、教員時代に強く感じたことは「賢さの土台」がつくられている子は、学力面にしても精神面にしても伸び代が大きいということでした。
そして、何百人という生徒を見てきた中で、特に「心の賢さ」が育っている子は、どんな困難に直面しても、乗り越えながら生きていく強さが見られました。