匿名さん
「もともと、カフェは、待ち合わせでの時間つぶしや、軽食をとる、一休みする、といった比較的短時間の使い方が多いこともあり、客単価が低くても、回転率は高いのが当然でした。けれども、ここ数年、リモートワークが増え、長時間になる使い方が増えました」「カフェでお仕事」コーヒー1杯で“長居”問題に店が悲鳴 「8割がカフェワーカー」の切ない現実 | AERA dot. (アエラドット)
カフェで仕事をする人はすっかり珍しくなくなった。電源完備のカフェも増えた。コロナ禍は明け、利用者は増えたはずなのに、2023年はカフェの倒産数が過去最多を更新した。カフェで仕事は、ありかなしか。
だが、こうした状況はカフェにとっては死活問題だ。
数年前まで、昼時はコーヒーを飲みたい会社員たちでにぎわっていた。PCを広げる客や勉強をする客も一定数いたため、よかれと思って電源コンセントを設置した。だが、コロナ禍が明けてから、「客層が変わった」という。店主の佐々木隼太さん(56・仮名)はこう話す。
「リモートワークが増えたせいか、PCを持ち込んでカフェに『長居』する人がとても増えました。休日には、コーヒー1杯で昼過ぎから閉店までいる人もいます」
「ここは場所が悪かった。場所を変えようかという話も出ています。いま、90分制の掲示を出そうか、迷っているところです」