匿名さん
(AEDの)使用に際してはパッドを肌の適切な位置に密着させる必要があり、衣服を脱がせることから女性への使用がためらわれるケースも起こっている。また、ネット上では「女性にAEDを使用したらセクハラで訴えられた」というデマや、「男性に触られるくらいなら死んだ方がマシ」といった女性からの声も上がっており、物議を呼んでいる。“セクハラ”デマでためらう例も…AED、女性への“配慮”が物議 「最優先は人命」販売元の願い
女性へのAED(自動体外式除細動器)使用を巡る議論が後を絶たない。SNS上では、女性に処置を行う際に肌に手が触れたり、場合によっては衣服を脱がす必要があることから、一部の男性から「セクハラで訴えられる可能性がある」「リスクがあるのに助けるメリットがない」といった心ない声も上がっている。心停止という一刻を争う状況で、女性へのAED使用率を上げるためにはどんな心構えが必要なのか。AEDの販売を手掛ける株式会社ヤガミに話を聞いた。
いずれにせよ胸骨圧迫の際には胸部に触れる必要があり、ヤガミの担当者も「女性への配慮やちゅうちょで措置が遅れてしまっては本末転倒。最優先は人命です」と訴える。
「要救助者に触れるのが怖いという場合には、119番通報したり、周囲の人間に協力を求めたり、人垣になって野次馬からの目隠しになるだけもいい。あと10分で亡くなるかもしれない人がいるという状況の中、やれることはたくさんあるはずです」