匿名さん
まず大きな原因としてあげられるのは、生産年齢人口の減少である。高齢化が進む日本社会において、働くことができない高齢者の人口は年々増えている。意外と知らない、なぜ日本で「人手不足」がここまで深刻化しているのか(坂本 貴志)
10万部突破のベストセラー『ほんとうの定年後 「小さな仕事」が日本社会を救う』では、多数の統計データや事例から知られざる「定年後の実態」を明らかにしている。
そして、それと同時に、労働需要が相対的に増えているということも大きな要因となっていることは間違いない。人は時とともに歳を取り、最終的には病気などによって働くことが難しくなっていく。しかし、そうしたなかにあっても高齢者は消費者ではあり続ける。むしろ、高齢者の求めるサービスは往々にして労働集約的なサービスであるという特色を持つ。つまり、自ら労務を提供することはできないが、その一方で自身の生活のために誰かの労働を必要としているのである。