匿名さん
自閉症の男児と女児の比率はこれまでずっと4対1とされてきた。だが、現在では多くの研究で、自閉症の女児や女性は、われわれが認識している以上に多いとされている。この事実は、自閉症が歴史的に男児を対象に研究されてきたせいだと多くの人が考えている。女性の自閉症が爆発的に増加、なぜ? 男性と異なる傾向とは
2011~22年の年間900万人を超えるデータを調べた米国の最新研究が発表された。アスペルガー症候群などを含める定義の拡大や認識の高まりに加えて、「違い」への理解が深まっているおかげもあるという。
カイザーさんは子どものころ、クラスにいた自閉症の男の子に引き付けられる気持ちがあったという。手をパタパタと動かしたり、上下に飛び跳ねたりといったその子の動きは、自分自身と非常によく似ていた。ところが、教師からは、あの子は自閉症であなたは違うのだから、そんな動きをしてはいけないと言われたという。
「わたしが子どもだったころには、自閉症と診断を受けるのは男子だけでした」とカイザーさんは言う。「わたしはいつもピョンピョン飛び跳ね、手をパタパタと動かしていましたが、そんなときにはすぐに、やめなさいと厳しく言われました」