匿名さん
https://www.sankei.com/article/20241212-37DTTRUQ3ZLBDHRXYLEKZO565A/
娘が不登校になったのは小学4年生のとき。コールセンターで働くシングルマザーで、当時は月11万~16万円の給与と月約3万5千円の児童扶養手当で生活費の大半を賄っていた。貯金はほとんどなかった。
毎朝のように吐き気で通学できない娘だけを家において仕事を続けることはできず、休職を経て離職。失業保険を申請したものの、「自己都合での退職」とみなされて早期給付の対象外となり、給付開始まで収入が途絶えた。およそ5カ月間は毎日生活費と子供のことで悩み、「精神的にも経済的にも追い詰められていました」と振り返る。
働いている親は、まだ幼い子だけを家に置いておけずに、離職や仕事の制限といった対応を迫られる。SOZOWの調査では「仕事を辞めざるを得なかった」と答えた親が2割となり、不登校が小学1~2年時から始まった保護者に限れば、3~4割に上った。離職による経済的困窮を招いたケースもあり、追い詰められて「死にたいと感じた」保護者も11人に1人に達していた。