匿名さん
「この子が思春期を迎えるころ、どんな時代になっているのだろう」スマホ片手に赤ちゃんの寝顔を見ながら、そんなことを考えることが増えた。バービーが出産して「この国は子どもたちに危険すぎる」と思った理由(バービー)
フォーリンラブのバービーさんが芸人として、ひとりの女性として、モヤモヤしたことや疑問に思ったことなどと向き合い、自らの言葉で本音を綴っているFRaUweb連載「本音の置き場所」。前回の連載で「親の外見」について自身の思いを率直に綴ったバービーさん。今回は、SNSやテレビを見ていて感じた「見た目を植え付ける」危険性について伝えます。
このままアンパンマンのジムメリーに夢中なままでいてくれと思ってしまう。愛と勇気だけが友だちさ〜♪という世界観のまま、大人になってほしい。だが、社会と切り離して子育てするなんて無理な話だ。
若い女性のSNSには、
「足太すぎ死にたい」
「自分のビジュ悪すぎ鬱」
などなど、本気かポジショントークかはわからないが、自分の容姿が原因で死にたくなるほど落ち込んでいるという投稿がチラホラ見られる。
そして、最近の高校生の話題で多いのは整形についてだと年頃の娘さんを持つ人に聞いた。例えば、「2ミリ目頭切開したい」「私は鼻先にヒアルロン酸入れたい」など理想の整形プランについて妄想して盛り上がるというものだ。
容姿にまつわる言葉を作ったのは大人だけど、抗うのも大人の責任だ。
容姿だけが全てではない、もっと大切なことがあるってことを大人がもっと大きい声で言わなきゃという焦りからこの原稿を書いている。