匿名さん
https://president.jp/articles/-/109607
以前、あるクルーと、私が学生時代に文化人類学を専攻していたという話になりました。すると彼女は、目尻を両手で引き上げるジェスチャーをして「文化人類学的には、アジア人がこういう目をしているのも何か理由があるの?」と言ったのです。
あまりにあからさまな人種差別にあ然としたものの、当時は試用期間だったため「今、トラブルを起こしたらあかん」と思い結局泣き寝入りしました。今ならその場で怒っていると思います(でもその人はその後、別の理由で解雇されましたけどね)。
そしてしばらくは「白人って皆、そうやってアジア人を差別しているのかも」と疑心暗鬼になっていました。けれどもちろん、そんなことはないんですよね。私のパートナーも白人ですし、彼の家族も白人ですが、差別的な言動をすることはありません。私が偏った考えに陥らずにいられたのは、間違いなく彼らがいてくれたからです。
またこんなこともありました。ブラジル人のCAがカナダ人の同僚にアクセントをからかわれたとき、「私へのリスペクトに欠けている。二度と話しかけないで!」と怒り、相手を黙らせたのです。彼女の毅然とした態度に「かっこいい!」と思うと同時に、英語コンプレックスを抱いていた自分がなんだかバカバカしくなってしまいました。やがて「だってこっちは日本人やし、別に英語にアクセントがあってもそれでええわ」と思えるようになったのです。
それからというもの、“Where are you from?”と聞かれても、堂々と「日本です!」と言えるようになりました。


