熊猫
米国・ニューハンプシャー州の警察が、車に置き去りにされた赤ちゃんがいるとの通報を受け、現場であるスーパーマーケット「ウォルマート」の駐車場に駆けつけた。暑い日の車内に置き去りにされた赤ちゃんを発見したジェイソン・ショート警部補は、窓を割り赤ちゃんを救出。しかし、それはまるで生きているかのようにリアルな人形だった。海外メディアUPIが報じた。 ショート警部補は「赤ちゃんは薄手のブランケットに包まれていました。ソールのない靴から小さな足が出ていて、ミルクの入ったボトルも見えました」と地元メディアのWCVBに対し語った。その後、警棒で窓を叩き割り赤ちゃんに手が届いたという。「そして赤ちゃんの口に指をおいた時、『これは人形じゃないか』と思いました」と続けた。車内の赤ちゃんを警察が窓を割り救出!と思ったら超リアルな人形だった
米国・ニューハンプシャー州の警察が、車に置き去りにされた赤ちゃんがいるとの通報を受け、現場である…
ショートが“救助した”人形は、「リボーン人形」と呼ばれるもので、価格は2000ドル(約20万円)以上。持ち主のキャロライン・セイファートは人形をアシュリーと名付けていた。セイファートは息子を亡くしており、その状況に対処するため同様の人形を約40体所有しているという。「この騒ぎで笑われて、すごく居心地が悪い思いをしました。喪失への対処方法は他人に理解できるものではない」とセイファート。
警察はセイファートの車の修理代支払いを申し出、一方セイファート側は今回のような事態を防ぐため、赤ちゃんは本物ではないことを説明するシールを車に貼った。ショートは「あれが人形だなんて絶対に思えない」「(自分は)また本物の子供だと思い、同じことをするだろう」と加えた。