東京都新宿区の西武新宿線高田馬場駅で異臭が起き９人が搬送された事件で、警視庁戸塚署は１日、駅ホームで乗客にスプレーを吹きかけたとして、傷害の疑いで職業不詳、塚越裕美子容疑者（３６）＝練馬区中村南＝を逮捕した。

　逮捕容疑は９月２８日午後５時３５分ごろ、同駅ホームを歩いていた男性会社員（３２）の首に催涙スプレーのようなものを吹きかけて、目に軽傷を負わせたなどとしている。

　捜査関係者によると、防犯カメラの画像や目撃情報から現場に不審な女がいたことが判明。画像を詳しく解析するなどした結果、塚越容疑者が浮上した。

　事件では１０～４０代の男女９人が目やのどの痛みを訴え搬送。散布されたのは護身用の催涙スプレーのようなものだったとみられる。

　負傷した９人と塚越容疑者に面識はなかったとみられ、乗客を無差別に狙った疑いもあり、同署は詳しい動機を調べる。

高田馬場の異臭騒ぎ、画像で浮上の３６歳女を逮捕　スプレーで傷害の疑い　警視庁

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