匿名さん
「義務教育やろ。何で俺らが払わなあかんねん」。大阪市立小学校で教諭をしていた50代の男性が、こうした発言を、給食費未納の保護者から浴びせられたのは1回にとどまらないという。給食費の未納額、全国で約22億円 保護者のモラルの低さと制度上の問題 - ライブドアニュース
給食費滞納の対策に、全国の学校関係者が頭を悩ませている。文部科学省の調査によると、全国の公立小中の未納額推計は約22億円にのぼる。背景には保護者のモラルの低さとともに、制度上の問題も浮かび上がるという
公立小中学校では、調理設備や調理員の人件費などは自治体など学校の設置者が負担している。保護者に給食費として負担を求めているのは食材購入費などだけだ。しかし、それすら払おうとしない保護者への対応に、教育現場は労力を割かざるを得ないのが現状だという。
「督促に反応してくれるだけでもましなのかもしれない。完全に無視され連絡もつかないこともある」。男性は、そうため息をついた。
文科省の調査で未納の原因を尋ねたところ、「保護者の責任感や規範意識」と回答した学校は61・3%に上り、「経済的な問題」の33・9%を大きく上回った。