匿名さん
「栃木県の日光を修学旅行の行き先にしていた中学校で、仲良し3人組の保護者たちが突然、学年主任に『娘たちはディズニーランドに行きたがっている。行き先を変更してくれ!』と申し出た。当然、主任は丁重に断りました。すると、保護者たちは修学旅行費の積立金の返金を迫ってきた。修学旅行をやり直せ! 勝手に独自行動して悪質化する“モンスターペアレント2世”の出現 - 社会 - ニュース|週プレNEWS[週刊プレイボーイのニュースサイト]
主任は必死に説得しましたが、保護者たちは聞く耳を持たない。結局、積立金を保護者に返金し、3人の生徒は修学旅行と同じ日にディズニーランドへ行きました。
しかし旅行後、教室内では修学旅行の思い出話でもちきりに…。当然、学校から配布された修学旅行の写真に1枚も写ってなかった3人は肩身の狭い思いをすることになった。
すると、保護者がまた抗議にやって来て、『なぜもっと修学旅行の大切さを教えてくれなかったのか!? 学校が説明責任を果たさなかったせいで、娘が仲間外れにされている。もう一度、修学旅行をやり直せ!』と言い出しました」
あまりに一方的で独善的な苦情の数々。もちろん、“特に悪質”な例ではあるが、「こういった苦情は年々増えている」と関根氏は言う。
「モンスターペアレントの出現は90年代中頃ですが、当時の小中学生も今では20代から30代の大人。小学校入学前の子供がいる人も少なくない。つまり、子供時代に両親の『イチャモン』を見ていた人たちが、続々と親として小学校デビューするんです。SNSにどっぷり漬かっている“モンスターペアレント2世”のクレームは親以上に手強いものになるはずです」(関根氏)