あなたは年末年始、どのように過ごしただろうか？　人によっては「お正月くらいゴロゴロしたいから」と、部屋でのんびり過ごした人もいるかもしれない。だがせっかく羽を伸ばしても、だらけすぎて昼夜逆転してしまいお正月ボケになってしまうと、間違いなく仕事始めが辛くなってしまう。なんとか昼夜逆転してしまった生活を元に戻す方法はないものか？　気になった筆者は「教えて！goo」の「昼夜逆転してしまった生活を戻すためにやるといいことは？」をのぞいてみたのだが、そこには様々なアイデアが寄せられていた。

■昼夜逆転した生活を元に戻すには？

集まっていたのは「近所の温泉やスーパー銭湯でゆっくり湯に浸かるだけでも、かなり違います。帰ったらすぐに眠気がきて熟睡できます」（marine-blueさん）、「朝、お日様の光を浴びる。そのままお昼まで起きている。昼食後10～15分ほど仮眠して、普段就寝する時間まで起きている」（銀鱗さん）という意見である。要は一度体内リズムをリセットする必要があるということだろう。

読者の意見は上記だったが、専門家の意見はどうだろうか。コーチング・心理カウンセラーの田中よしこさんに、昼夜逆転してしまった生活を元に戻すにはどうすればいいかお聞きした。

「早く生活のリズムを戻さなくてはいけない。起きなくてはいけない。また仕事を頑張らないといけない。こんな風に嫌々モードで自分に鞭打っても、ご自分のなかで感じる感情としては『面倒くさいな～、嫌だな～』になってしまいます。リズムを戻したら、自分にとってどんな得があるのか。逆に戻さなければ、自分にどんな不利益があるのかを確認してみましょう」（田中さん）

一度冷静になって考えることで、頭のなかが整理され、「昼夜逆転のままでは仕事が辛い」「規則正しい生活に戻した方が仕事もしやすい」と、気持ちが切り替えられるかもしれない。

■昼夜逆転は自分を変えるチャンス？

人間の体のリズムは、脳が作っている。そのため、体にいろんな指令を出して元のリズムに戻していくのは、有効な手段と田中さんはいう。

例えば夜にゆっくり湯船に浸かる、寝る前にホットミルクを飲む。ほかにも朝起きたら朝日に当たりながら深呼吸をする。この時、木や葉を見ながら深呼吸するとメンタルが落ち着くようである。
さらに眠くてもラジオ体操やストレッチをして体を動かす。寒くて億劫な人は家のなかでウロウロするだけでも効果があるとのこと。

「メンタル面で確認していただきたいこともあります。人間は嫌なことを無意識に避けようとする習性があります。日中の仕事や人間関係を煩わしく思っていたり、辛いものだと強く感じていたら、なかなかエンジンが掛かってくれないのは、当たり前の部分でもあるのです」（田中さん）

これらのポイントに心当たりがある人は、しっかりと問題に向き合うことも大事だろう。また昼夜逆転を元に戻すことは、起きる時間を改めるチャンスでもあるようだ。

「例えば毎朝8時に起きていて、『もう少し早く起きないといけないな～』と今まで思っていたとしたら、7時に変えられるチャンスでもあるのです。この機会にご自分にとってベストな時間に起きることを確認してみるのはいかがでしょうか」（田中さん）

ポジティブに考えることで、昼夜逆転の生活を変えることができるかもしれない。悩んでいる人がいたなら、ぜひ実践してみてはいかがだろうか？

●専門家プロフィール：コーチング・心理カウンセラー　田中よしこ
自身の「自分らしく生きられる」ようになった経験を生かし、自分が行きたくなるようなカウンセリングルームを設立。じっくりと話を聞き、問題点やどうしたいのかを相談者と共に考え、幸せを呼び込む考え方のコツを伝授する。各地から相談者が訪れるほか、メディアでのコラムなども人気を呼んでいる。

柚木深つばさ（Yukimi Tsubasa）

年末年始で昼夜逆転の生活 「正月ボケ」を元に戻す方法 - ライブドアニュース

昼夜逆転してしまった生活を元に戻す方法を紹介している。夜にゆっくり湯船に浸かる、寝る前にホットミルクを飲む。朝起きたら朝日に当たりながら深呼吸をする、家の中で体を動かすなど