キャバクラ嬢が客につきがちなウソ

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匿名さん


キャバクラ嬢が客につきがちなウソ 年齢詐称で起きる弊害とは - ライブドアニュース

年齢、職業、出身地。キャバクラ嬢の話には嘘が多いと言われているが、何でもかんでも嘘というわけでもない。不用意な嘘は、バレると信頼が失われるリスクを伴うからだ。では、キャバ嬢はどこで嘘をつくのだろう
 年齢、職業、出身地。キャバクラ嬢の話には嘘が多いと言われているが、何でもかんでも嘘というわけでもない。不用意な嘘は、バレると信頼が失われるリスクを伴うからだ。

 では、キャバ嬢はどこで嘘をつくのだろうか。その具体的内容を、都内で勤務するキャバ嬢に聞いてみた。


◆年齢・彼氏の有無:ウソ率95%

 年齢と彼氏の有無、この2つはもっともポピュラーな嘘。聞く客も答えるキャバ嬢も真実ではないという共通認識があるため、平和な嘘とも言える。

 彼氏の有無については、「入店したての頃、彼氏がいることを客に正直に言ったら後で店長にめちゃめちゃ怒られた」(27歳・上野)というように、店側に禁止されている場合も多い。

「『どうせ彼氏いるんでしょ、俺は気にしないから教えてよ』という奴に限って、彼氏がいることがバレると面倒。連続で別れろメールが来たことがある」(21歳・錦糸町)

「『そんな可愛いのに、彼氏いないわけないでしょ』の回答は『最近別れちゃったんです』。このセリフを言うキャバ嬢は、ほとんど彼氏持ち」(22歳・五反田)

 一方、年齢については必ずしも詐称しているとも限らないようだ。

 土地柄や店のカラーも大きく影響をしているようで、例えば歌舞伎町時代は嘘を付いていたが、上野に移ってからは実年齢を申告しているというケースも見られた。

「うちの店は5年以上働いているキャストばかりだから、今さら年齢の嘘はつかない。2年目くらいで年齢暴露して帳尻を合わせ、そこからきちんと1歳ずつ歳をとっています」(32歳・上野)

 実は、年齢の嘘をつくことには弊害もある。

「年齢を言ったら干支を聞かれ、すぐ答えられなかったら『年齢詐称してるでしょ』と笑われたことがあります。他のキャストにも同じことをやってたらしく、嘘を暴いて何が楽しいの?と不愉快」(28歳・神田)

「20歳学生ですと言っていたが、平日の昼間にランチしようと誘われることが増えて止めました」(25歳・神田)


◆自宅の場所、一人暮らしとは言わない:ウソ率86%

 次に多かった嘘は、自宅の場所だ。「アフター後、同じタクシーに乗り込んできて『家まで送ってくよ』と言われることがあった」(29歳・歌舞伎町)や『最寄駅で待ち伏せされたことがある』(20歳・歌舞伎町)にもあるよう、身バレ・ストーカー被害防止の観点からは当然と言えるが、他にも理由があるようだ。

「タクシー代がもらえないから。埼玉県などに設定し、1万円は絶対もらう」(23歳・歌舞伎町)

「送り(※)があるといえば、面倒なアフターが断れる」(20歳・池袋)

(※終電が無いキャバ嬢を自宅まで自動車で送る店側のシステム。当日の送りキャンセルはキャバ嬢がキャンセル料を負担しなくてはならない場合がある。店の周辺に住んでいるキャバ嬢は、タクシーを使った方が安いため、送りを使わない。)


◆ヘルプの席ではお酒は苦手、本指名の席では酒豪:ウソ率75%

 また、無駄な酒は飲みたく無いという理由から「ヘルプやフリーの席ではボトルの酒は極力飲まない。あまりにも飲まないと、本指名のキャバ嬢から嫌な顔されるけど」(21歳・神田)、「ワインを飲む席に付かされたときは、風邪薬飲んでいるからお酒が飲めないと断ります」(29歳・池袋)という声も聞かれた。

 酒が好きではないというセリフは、お金になる(自分の売上につながる)酒は好き、という意味かもしれない。


◆客がつくべき嘘とは?

 キャバ嬢は、身の安全や仕事のしやすさ、客に気に入られるために嘘をつく。では一方、客はどんな嘘をつけばキャバ嬢に気に入られるのだろうか。

「自宅か職場が近いと言われたら、リピーターになる可能性があるのでしっかり接客します。初回フリーの客には、まずこれを聞きますね。八王子に住んでると言われたときはやる気ゼロ」(23歳・湯島)

「新規のクライアントが近くにできたので、飲みに来るようになったと言われた。まだ行きつけの店がないだろうから、接待でも使ってもらえるように頑張る」(21歳・神田)

「接待で使う店を探してる、と言われた時には店長も売れっ子キャバ嬢を投入します。やはり使える経費が段違いなので、上客とみなされるんですよね」(26歳・池袋)

 ポイントは職場・自宅の場所と、職業だ。これらに嘘を加えることでいつもより良い接客を受けられるかもしれない。

 キャバ嬢も嘘を付くなら客も嘘を付く。互いの合理性を追求した結果、夜の店では狐と狸の化かし合いのようなコミュニケーションが当たり前になっているのかもしれない。<取材・文/日刊SPA!取材班>
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