匿名さん
インドで毎年100人以上の子どもが急死した原因は、ある果物だった
この20年、インドでは5月半ばになると小さな子どもが突然意識を失い、病院に運び込まれるということが相次いでいました。徹底的な原因究明の結果、それはライチを食べたせいらしいことがわかってきました。
でもライチ、今まで普通に食べてましたけど…と思いますよね。発作を起こした子どもたちの場合、貧しいために食事が十分にできていなくて、お腹が空いていたのが問題でした。つまり元々空腹で低くなっている血糖値を、ライチがもっと危険なレベルにまで下げてしまってたんです。また発作を起こした子どもの場合、そうでない子どもよりも熟れていないライチや腐ったライチを食べた割合が高くなっていました。
2015年、子どもたちの死因を突き止めたと考えた保健当局は、地域の人たちに「子どもに夕食を食べさせること」「ライチを食べる数を制限すること」を突然死予防策として伝え始めました。その結果、この2年間は病院に担ぎ込まれる子どもの数がこれまでの年間数百人から50人以下に激減したそうです。
日本では低血糖のときに突然ライチをたくさん食べる場面はあまりないかもしれませんが、知っておくに越したことはなさそうです。