匿名さん
そして、リオオリンピックが終わって6カ月が経過した2017年2月現在、マラカナンスタジアムは電気代が未払いのまま閉鎖されており、オリンピックで実際に使われたスタジアムや五輪公園も荒廃の一途をたどっていることが報道されています。リオオリンピックの会場が半年で廃墟化
リオオリンピックでは治安の問題などを抱えながらも、きらびやかな五輪公園などのオリンピック施設が建設されましたが、開催前に行われる予定だった貧民街の整備は行われず、開催中もプールの水が緑色になるなど
リオオリンピックの開会式と閉会式が行われた、世界最大規模のサッカースタジアム「マラカナンスタジアム」の現状。芝生はほとんど枯れ、誰にも使われずに整備も行われていないのがわかります。
オリンピック開催中に電気代や会場の運営費として100万ドル(約1億1400万円)がかかりましたが、支払いを巡ってスタジアムの運営会社、リオデジャネイロ州の行政、オリンピックの主催者の間で議論が起こり、現在も未払いのままとのこと。マラカナンスタジアムは閉鎖され、旅行者も入れないようになっています。
マラカナンスタジアムは2014年のワールドカップで400万ポンド(約5億7000万円)をかけて修繕され、リオオリンピックとパラリンピックの後にも、2016年12月に元サッカー選手のジーコがチャリティーマッチを行いました。それから約2カ月しかたっていないのですが、内部はゴミで埋め尽くされています。
何者かが何千もの座席を引き抜いて破壊する事件が起こり、壊れた座席はそのまま放置されています。
閉鎖されたのち、壁に設置されていたテレビも盗まれた模様。
リオデジャネイロ州立大学の政治学者であるマウリシオ・サントロ氏は、「リオのほとんどの人は、オリンピック開催後にゴルフ場やオリンピック会場を訪れることはありません。しかし、マラカナンは違います。ここはオリンピックを管理できたことを示す最大の象徴であり、輝かしい功績です」と語っていましたが、マラカナンスタジアムの特等席の座席は引き裂かれ、ゴミ箱がひっくり返されています。