匿名さん
「0.1円パチンコ」は“時間のムダ”なのか? 愛好家、ホール関係者に聞く | 日刊SPA!
「0.1円パチンコ」という存在を知っているだろうか。通常は1球4円のパチンコを、40分の1の価格設定で遊ぶことができ、10年ほど前から急速に広がった“低玉貸し営業”の最終形ともいわれる。交換率は店に…
「パチンコが好きで、給料の大半はパチンコ代に消えてました。やめたいと思ったことは何度もありますが、『あの演出を見るまでは……』とずるずるお金を使っちゃうんです。それが、近所のホールに0.1円コーナーができてからはそっちに移行しました。1日中遊んでも1000円程度しか使わないし、何より、それまでお金がもたなくて見れなかった演出を色々と楽しめるのがいい。爆発すれば、店員さんがきちんとドル箱にしてくれますしね」(45歳・フリーター)
「外回りの合間の時間潰しにちょうどいい。喫茶店に入るより安上がりだし、空調のきいた店内でまったり遊べる。夏場は重宝しそうです。別にお金を儲けたくてパチンコしてる人ばかりじゃないから、ここまで安くしてくれると、逆に嬉しいです」(37歳・営業)
「なんか変な目で見るヤツがいるけど、そっとしといてくんねえかな。年金暮らしのジジイが肩寄せあって遊んでるだけなんだから。あと、0.1円だと負けても勝っても気持ちに余裕があるから、一緒に遊んでるジジイ、ババア同士の会話も弾むんだよ。4円パチンコで5万も6万も負けて台パンして熱くなってるヤツに話しかけるなんてできないだろ?」(74歳・無職)
安く長く遊べて社交場にもなる。そして、これは低所得者に限った遊びではないことは、下記の証言からもわかる。
「4円パチンコを打てないわけじゃないけど、最近は0.1円パチンコばっかり。だって、5万、10万勝っても別に人生が変わるほどの大金じゃないし、嬉しい気分はそれほど持続しない。逆に2万、3万とパチンコで負けると、そのヘコミぶりはハンパじゃないです。時間のムダだなんて言うけど、別に通常レートでも時間のムダなんだから、ギャンブル依存者のたわ言にしか聞こえないですね」(38歳・会社員)
射幸性の高さをおさえる昨今のパチンコ事情を考えれば、この“超低玉貸し営業”は時代の流れともいえる。ホールコンサルタントのS井氏も「0.1円パチンコの導入で、ようやく“娯楽としてのパチンコ”の復権回帰ができたのでは?」とみる。