匿名さん
小4の息子を手にかける動機はどこにあるのか。精神科医の香山リカ氏が語る。さいたま小4殺人事件「10歳下ヒモ夫」のコンプレックス | Smart FLASH[光文社週刊誌]
9月20日、警察署から送検される進藤容疑者 「社会と接点を持っている妻や息子に比べて、自分は無職。2人が違う生き方をしているといった、鬱屈した気持ちが動機になった可能性はあります」(臨床心理士・矢幡洋氏) さいたま市の教職員住宅で、ここに住む小学4年生・進藤遼佑くん(9)の遺体が見つかった事件。9月19日、埼玉県警は死体遺棄の容疑で遼佑くんの義父・進藤悠介容疑者(32)を逮捕した。 【関連記事:池袋ホテル事件、演劇部の容疑者が書いた脚本に「死後の世界」】 殺害について、当初、進藤容疑者は「首を絞めて殺した」と供述していた。しかし、9月20日の検察の取り調べでは、一転して「誰がやったかわかりません」と否認している。 進藤容疑者は、妻(42)と、妻の連れ子の遼佑くんとの3人暮らし。だが、教員として働いている妻に対し、進藤容疑者は無職だ。遼佑くんから「本当の父親じゃないくせに」と言われて腹が立ったという。 前出の矢幡氏は、「あまりに短絡的な犯行」と話す。 「犯行後には『(遼佑くんは)英会話塾に行った』と、すぐにばれる噓をついている。溢れてきた衝動を抑制できない、きわめて未熟な人物でしょう」 一方、犯罪ジャーナリストの小川泰平氏は、こう話す。 「遺体があった(自宅の向かいの)メーターボックスは、『一時的な隠し場所』と事前に決めていただけかもしれない。妻が仕事中、別の場所に遺棄すればいいと考えたはず」 小4の息子を手にかける動機はどこにあるのか。精神科医の香山リカ氏が語る。 「妻が家計を支えることへの、コンプレックスがあったはず。そして、年上妻は子供にいちばんに愛情を注ぎ、彼は息子に勝てなかった。息子の命を奪い、『妻を傷つける』『自分の気持ちを晴らす』という考えだったのでは」 元警察官の飛松五男氏も「コンプレックスがあった」との見方に賛同する。 「遼佑くんは4km離れた英会話塾に通っていて、教育熱心な妻子だったようだ。孤独な進藤容疑者にとって、小学4年でいろんな物事もわかりだした再婚相手の子供は、目障りな存在だったのでしょう」 一方で、一家に関する虐待やDVの情報はなかったという。9月20日の送検時には、車両の後部座席でシ
「妻が家計を支えることへの、コンプレックスがあったはず。そして、年上妻は子供にいちばんに愛情を注ぎ、彼は息子に勝てなかった。息子の命を奪い、『妻を傷つける』『自分の気持ちを晴らす』という考えだったのでは」
元警察官の飛松五男氏も「コンプレックスがあった」との見方に賛同する。
「遼佑くんは4km離れた英会話塾に通っていて、教育熱心な妻子だったようだ。孤独な進藤容疑者にとって、小学4年でいろんな物事もわかりだした再婚相手の子供は、目障りな存在だったのでしょう」