匿名さん
驚くべきことに、長時間ゲームをする子どもの脳は、脳内の各組織の発達に遅れがみられることがわかった。脳画像からは、記憶や自己コントロール、やる気などを司る脳の領域における細胞の密度が低く、発達が阻害されていることが明らかになった。スマホ依存で1日2時間の勉強がムダに!ゲームが子どもの脳に及ぼす影響
スマートフォンが手放せない、ついついゲームをしてしまう、という人は多いだろう。大人の真似をして子どもも使いたがるが、大人と同じように使わせて良いものなのだろうか?『読書をする子は○○がすごい』(日経プレミアシリーズ)の著者・榎本博明氏は、スマホやゲームが子どもの勉強や知的発達に大きな影響がある、と警鐘を鳴らす。
さらには、ゲームで長時間遊んだ後の30分~1時間ほどは、前頭前野が十分働かない状態にあり、その状態で本を読んでも理解力が低下してしまうということを示すデータも報告されている。ゲーム中には、物事を考えたり自分の行動をコントロールしたりするのに重要な役割を担う前頭前野の血流量が少なくなり、機能が低下してしまうのだろうという。
ゲームばかりでなくスマホをいじること自体の弊害についても、世の親は耳にする機会が多いことと思う。
スマホの使用時間が長いほど成績が悪いことが判明した。恐るべきことには、1日2時間以上勉強していても、スマホ使用が4時間以上になると、スマホをやらないけれども勉強時間が30分未満の子より成績が悪いのだ。
ここからわかるのは、いくら勉強しても、スマホをしょっちゅういじっていると、それが帳消しになってしまうということである。ちゃんと長時間勉強しているから大丈夫と安心し、スマホ使用を容認していると、取り返しのつかないことになりかねない。