匿名さん
J-CASTニュースが調べたところ、第一三共ヘルスケアの化粧品ブランド「ブライトエイジ」で、景品表示法違反(優良誤認)の可能性があるアフィリエイト広告が見つかった。汚染されたネット広告、大企業も関与 「バレなければ問題ない」2兆円市場の影: J-CAST ニュース【全文表示】
「飲むだけで痩せる」「毛穴の汚れがごっそり」「シミの漂白剤と話題」――市場拡大が続くネット広告で、誇大・虚偽表示が後を絶たない。自浄作用が働かず、国が対応に乗り出すほど深刻な事態となっている。関係者に取材を進めると、業界のゆがんだ構造が見えてきた。1万件以上も苦情電通の発表によれば、2020年のネット広告費は2兆2290億円で、テレビや新聞などマスコミ4媒体の2兆2536億円に匹敵するほど成長を続
また、大正製薬グループのスキンケア商品「Shirosae-しろさえ-」でも、不適切なアフィリエイト広告が見つかった。
「【大正製薬グループが開発】シミの漂白剤と話題の〇〇なら約1週間でシミ悩みが消える!?」と題した広告ページでは、「シミの漂白剤」「レーザー治療級!」と効果を標榜し、「美容へのこだわりが強い芸能人も使うだけあって辛口で有名な口コミサイトでも絶賛の嵐...!」と訴求しているアフィリエイターもいた。
それらのアフィリエイターは、商品使用前後の女性の顔写真を使っていたが、スペインの美容クリニックのサイトなどで全く同じ写真が見つかった。
大正製薬子会社でShirosaeを販売する「ドクタープログラム」は取材に、「弊社の監視活動において、薬機法の観点から使用前後の比較画像の使用が不適切と判断し、改善の指示を出しておりました」と回答した。すでに当該広告は配信停止したという。
ー中略ー
通販会社の社長A氏が匿名を条件に取材に応じ、背景を次のように話す。
「新規参入業者は、上場企業などの大きなブランドの広告を参考にしているはずです。大企業が法律違反をしていると、悪いことをしている感覚すらなく延々と違反のバトンが引き継がれていく構造があると思います」
「また、バレなければ問題ないと考えるアフィリエイト会社も比例して増えていると考えられます。広告表現を違反すればするほど利益率が高くなるため、手を染めてしまうのではないでしょうか」