匿名さん
フィリピンの大統領選挙は9日投開票され、過激な発言で人気を集めるロドリゴ・ドゥテルテ・ダバオ市長(71)が当選を決めた。選挙期間中も「就任したら腐敗した官僚や警察は皆殺しにする」「人権に関する法律など関係ない」などと連発。
ドゥテルテ氏は検事出身。1980年代から断続的に20年以上、地元のダバオ市長を務めてきた。治安を改善させて市民の強い支持を集めているが、超法規的な手段で犯罪者を処罰していた疑いが指摘される。
過激な発言で国民に訴えかけ、貧困・格差や治安、汚職など、アキノ政権下で対策が進まなかった問題に不満を持つ幅広い層の支持を集めた。
任期満了に伴うフィリピン大統領選挙で、南部ミンダナオ島ダバオ市長のロドリゴ・ドゥテルテ氏(71)が10日、勝利を確実にした。犯罪や汚職を力で抑え込む強権的な政治手法が変革を望む有権者に支持されたが、経済・外交政策は不透明。経済成長を導いたアキノ現政権の路線が途切れるのを警戒する声もあり、同日の株式相場は下げて始まった。フィリピン新大統領にドゥテルテ氏 中国寄り?
【マニラ=鈴木亘】任期満了に伴うフィリピン大統領選挙で、南部ミンダナオ島ダバオ市長のロドリゴ・ドゥテルテ氏(71)が10日、勝利を確実にした。犯罪や汚職を力で抑え込む強権的な政治手法が変革を望む有権