匿名さん
そして、研究チームが参加者の人工甘味料の消費量とがん検診の情報を照らし合わせて分析したところ、人工甘味料、特にアスパルテームとアセスルファムKを大量に摂取している参加者は、摂取していない人よりがんのリスクが全体的に高かったとのこと。その中でも、アスパルテームはとりわけ乳がんと肥満関連がんとの関係が有意だったと、研究チームは指摘しています。人工甘味料が「がんリスク上昇」と関連することが大規模調査で確かめられる
摂取カロリーを抑えて虫歯を予防するのに役立つ人工甘味料は、身の回りにある飲料や食べ物に広く使われていますが、過去の研究では糖尿病を引き起こす可能性があることや、致死性の感染症の急増を引き起こしていることも指摘されています。さらに、10万人以上を対象にしたフランスの新しい研究により、人工甘味料の摂取ががんのリスク上昇に関係していることが分かりました。
この結果について、論文の筆頭著者であるDebras氏は「アスパルテームとアセスルファムKは圧倒的に消費量が多い人工甘味料です。つまり、この2つとがんの間に関連が見られたという事実は、アスパルテームとアセスルファムKが最もよく使われたという事実を反映しているだけだという可能性もあるので、その点に注意する必要があります」と述べました。