中絶全面禁止のポーランドで起きている残酷な事実、 胎児異常で共に命を落とす女性たち

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匿名さん



中絶全面禁止のポーランドで起きている残酷な事実、 胎児異常で共に命を落とす女性たち | ロシア兵によるレイプで妊娠しても、ポーランドで中絶できないウクライナ女性

6月24日、米最高裁は女性の人口妊娠中絶の権利を否定し、世界に衝撃を与えた。一方、一足先に中絶がほぼ全面禁止されたポーランドにおいては、それゆえに女性が命を落とすなど、残酷な事件が起きているという。中絶全面禁止ゆえに母親が命を落とすポーランドでは、2021年1月に中絶がほぼ全面禁止された。それまでは胎児に重大な異常が…
ポーランド南部に住んでいた30歳の美容師イザベラ・サイベは、第二子の妊娠14週目の2021年夏、胎児にはエドワーズ症候群の可能性があると医師に告げられた。心臓の片方の心室は動いておらず、鼻もなく、仮に胎児が生まれても長く生きられないのは間違いなかった。彼女は中絶を希望したが、ポーランドでその道は閉ざされていた。

そして外国での手術の可能性を探っていた妊娠22週目の9月21日、彼女は破水してしまった。緊急入院後、ほぼ間違いなく胎児は子宮内で死ぬと、主治医から伝えられた。サイベが感染症や敗血症になるのを防ぐには、その時点での出産を促すか、手術で胎児を取り出すかなかった。しかし中絶禁止令のため、医師はまだ生きていた胎児に手を出すことを恐れた。

入院していた彼女が発熱し、嘔吐し、床で痙攣しても、胎児が死ぬまでは医師は必要な処置を取ろうとしなかった。新型コロナの感染予防規制のために1人病室にいたサイベは、夫と母親に「私の命が危ない」と、数々の悲痛なメッセージを送っていた。

翌朝、胎児の心拍停止が確認されると、その直後に彼女も息を引き取った。

本事件が公になると、全国から抗議の声が上がった。抗議運動を受け、ポーランド保健省は、女性の命が脅かされるような場合には明白な決断を下すよう、医師に注意を促す新たなガイドラインを発表した。

しかし、それでも「刑事責任を問われるリスク」を医師は恐れているという。
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