匿名さん
ーーどういう経緯でご自身が境界知能だとわかったのでしょうか?日本人の7人に1人…境界知能の苦悩「頑張らない」「努力できない」は誤解だと発信する当事者の思い | TBS NEWS DIG
境界知能は、IQ(知能指数)が知的障害と平均の狭間にあたる知能だ。運動神経の違いなら一目瞭然だが、物事の認知の違いは可視化されにくい。境界知能であることで、世界はどのように見え、どんな困難を抱えること…
「子どもの頃から、”あんまり喋らない静かな子”とずっと言われていました。どこかしら難しい部分もあったかもしれないんですけど、それを病気とか障害なんじゃないかっていうふうには、自分も親も思いませんでした。
でも、どこかしらおかしいなっていうのは自分では気付いていて。小さい頃から「頑張らない」、「人より努力できない」、という言われ方をされてしまう。でも、周りの人と同等か、もしくはそれ以上に努力していると客観的に見ても思うんですけど、それが身にならない、結果に繋がらない。
発達障害とか、うつ病などが起因してるんじゃないかっていう思いで医者の診断を受けて、そこで初めてIQが境界知能域にあるっていうことを知りました」
人間はそもそも多様で、個性があるものだ。IQという数値によって、障害かどうかを一定のラインで分けているだけともいえる。障害と診断されないことは、平均的なIQを持つ人と同じ能力であることが前提になりがちで、境界知能であることは、生活に、そして、その人の心に、多大な影響を及ぼすのだという。
ーー境界知能であることで、具体的にはどのような支障がありますか?
「学校や仕事の"暗黙の了解"や、普通に育っていれば身につくようなマナーなどが大人になってもなかなか身に付かずに、常識外れな行動をとってしまうこともあります。
またコミュニケーションの難しさがあります。人の話が長いときは意識が散漫になってしまって、頭の中にインプットされない。話の展開のスピードについていけないこともあります。また、話の文脈がわからなかったり、頭に情景は浮かんでも言葉にするのが難しかったりもします。
自分自身も話をしていて苦痛だし、相手にとっても苦痛なんじゃないかと思ってしまうことが結構あって。相手のことに気を取られてしまうから、ますます目の前の話についていけないっていう…」