匿名さん
夫婦別姓「三度目の正直」か、東京と札幌で同時提訴へ 「高まる世論、今度こそ違憲判断を」 - 弁護士ドットコムニュース
夫婦が同じ名字であることを義務付けた民法や戸籍法の規定は憲法に違反するとして、事実婚の夫婦らが、国を相手取り計600万円の損害賠償を求める裁判を東京地裁と札幌地裁で同時に起こす。提訴は3月8日。原告は...
⚫︎なぜ違憲判決が出ないのか?
第三次訴訟の原告になったきっかけの一つは、第二次訴訟だったという。
もともと第二次訴訟の原告になろうかと検討していたが、ボランティアとして関わることになり、裁判を支えてきた。しかし、最高裁判決は厳しいものだった。
当時を振り返り、「法律論以前に、決定する裁判官の主観が大きいんじゃないかと思いました」と話す。
「裁判官の大半が高齢男性で、改姓を経験したこともないし、想像もつかないわけですよね。もし選択的夫婦別姓を認めてしまったら、今の男性優位社会が崩れるのではないか、妻が急に旧姓に戻りたいと言ってきたらどうしようとか、そういう無意識の不安があったんじゃないかと思っています」
第三次訴訟の原告になったのは、これまで夫婦別姓を求めてきた多くの人たち、そして自分の積年の思いに背中を押されたから。
「次は自分がやるしかない、もう第四次訴訟は絶対にないと思って立ち上がることにしました」
目指すのは、最高裁での「違憲判決」だ。