匿名さん
「生活保護は、ぶっちゃけラク。ここの家賃は5万2000円なので、だいたい月8万円弱で生活しています。仕事はもう1年くらいしてません」生活保護を受給する21歳男性。「親の顔は知らない」児童養護施設での暮らし、路上生活…語った“これまでの人生” | 日刊SPA!
若者の「見えない貧困」が広がっている。旧来型のネカフェを根城にするケースだけでなく、「限界シェアハウス」が増えたことで路上生活をせずともその日暮らしを続けていけるからだ。人手不足で就職市場は空前の売…
森さんには、複雑な生い立ちがある。児童養護施設で育ったため親の顔は知らない。
「本当は大学に行きたかったんです。でも施設は18歳で出なきゃいけない。生活費と学費すべてを賄うのは現実的に厳しくて断念しました」
そう言って彼は視線を落とした。施設を出てからは職業訓練校に入学するも、半年で退学。その後は、飲食店や家具組み立てなどのアルバイトに精を出したという。
「一番働いていた2年前は、31日連勤で月収36万円のときもあったんです。人ってここまで落ちるんですね……」
(中略)
「飛び癖があって、仕事も支払いも、行き詰まったら、『めんどい』『逃げたい』って思っちゃう。生活保護は働かなくても生きていける感覚がしみついちゃうから、僕の場合は裏目に出てますね。一度ラクするとそこから抜け出すのって難しい。さすがに1年先には就職していたいですが……」