匿名さん
https://fujinkoron.jp/articles/-/14684
父は……。僕が8歳の時に「銭湯へ行く」と言って家を出たまま、まだ帰ってきていません。
僕には姉がいたのですが、母と姉は父のことを「なんでもないこと」という雰囲気を醸して、僕をめちゃくちゃ甘やかして育ててくれました。
何か流行っているものが欲しいと言えば買ってくれましたし、食べたいと言えば食べさせてくれました。姉はたくさんのアルバイトを掛け持ちして、僕にゲーム機を買ってくれたり、18歳になった時には、運転免許の費用も出してくれました。
僕もなんとなく事情は察していたので無茶苦茶なわがままは言いませんでした。反抗期もなかったように思います。そもそも何一つ反対されないので反抗のしようがなかった。
(中略)
当然、自分自身を可哀想な境遇と思ったこともなかったのですが、当時のことを相方の中岡くんに話すと、「多分、相当貧乏で大変やったはずやで」と言われて。それで初めて自覚しました。