熊猫
斎藤は過去の苦労話についても触れ、17歳のころに母・典子さんをがんで亡くし、父子家庭になったと明かす。「母親っ子」だったといい「しかってくれたし、同じ目線に立ってくれようとした母親でした。デリケートな思春期でもグイグイ入ってくるような、友達のような存在でした」と母への思いを語った。人見知りだった斎藤は、高校で友達づくりに失敗。話す相手が周囲におらず「ふさぎこみましたね。友達もいなかったので。父親にもあまり話すこともなく…」と悲しい青春時代を振り返った。トレエン斎藤、17歳で母が死去 戸惑った父との距離感と送られてきた5万円(スポニチアネックス) - Yahoo!ニュース
お笑いコンビ「トレンディエンジェル」の斎藤司(37)が10日放送のTBS系「サタ - Yahoo!ニュース(スポニチアネックス)
父子家庭になった後は、父との距離感に戸惑ったという。「一方的に態度でいじけていた感じでした」といい、父・隆さんは「たぶん母親がいれば愚痴とかね。いろんなことが言えたと思うのですが、僕には言えなかった。そこは苦労したでしょうね。(私は)力になれなかったと思います」と、当時の斎藤の気持ちを代弁した。
父・隆さんとの溝は埋まらないまま、斎藤は家を出て、大学卒業後に社会人生活を経て芸人となる。だが、全く売れない日々が続いた。そんなある日、隆さんから現金5万円が入った書留と手紙が届く。手紙には「司へ 自分で決めた道だ 頑張れよ 父より」つづられていた。斎藤は「申し訳なかったです。親に迷惑を掛けないで芸人になるというのがあったのですが。社会人なのに…」と父に迷惑を掛けてしまった辛い思いを口にした。
父・隆さんの温かなサポートもあり、斎藤は15年の「M―1グランプリ」に優勝。隆さんは「素直に嬉しいですよ。こんなに活躍できたとは思いませんでした」と息子の活躍を喜び、斎藤も「親孝行になって喜んでくれていたら嬉しいですよね」と喜んだ。
番組の企画を通じて斎藤は32万円の高級マッサージチェアを隆さんにプレゼント。「親孝行とは程遠いですけど、こういう機会があって(プレゼントを)買うことができてよかった」とほほえんだ。